2011年9月10日土曜日

映画「LIFE IN A DAY」を観てきた

LIFE IN A DAY という映画を見た。

これは普通の映画ではなくて、世界中の人から YouTube に集められた2011年7月24日の動画を繋げて一日分にしたという作品で、先週、別の映画を見に行ったときにチラシを見つけてまず面白そうだと思って、リドリー・スコット監督ってチラシに書いてあったから(これは見間違いで制作総指揮がリドリー・スコットとトニー・スコットだった)それなら観ても大丈夫だと思って観に行ったのでした。

ただ生きているだけでは見ることはないだろう、世界のどこかに住む誰かの、一生の内の数秒が散りばめられていて、それは例えば、山羊追いの男の人たちのおしゃべりだったり、好きな女の子に想いを伝えたいんだけどなんて言えばいいかママに電話で相談する青年のその日のデートの終りまでだったり、父親が撮った15才の息子の初めての髭剃りだとか。それらがテンポよく繋げられていて、これは編集とアイデアの勝利なんだなあ、ちゃんと映画として成り立つんだなあって感動すらした作品でした(ふつうの映画は逆にもっと頑張るべき)。文句なく面白かった。エンドロールが終わるまでずっと楽しませてもらったよ。

ただ、最後の最後にこの作品に共感したクリエイター(なのか卵なのか知らないけど)が作ったらしい日本の動画を幾つか繋げたものが映されて、それだけは、もう、ただの蛇足で。しょうもないもん見せんなと腹がたつくらいの酷いもんでした。これを読んでこの映画を観に行く人がいたら、カタツムリのエンドロールが終わったら席をたつべき。

ところで、この映画は今年の1月にサンダンス映画祭で初上映された作品だったらしく(今日上映スケジュールを調べていて知った)、私の中の「サンダンスは外さない」神話は続いてるのでした。

2011年7月25日月曜日

RubyKaigiのこと

RubyKaigi2011に参加してきた。

2006年に隣の席で働いていた高橋さんには内緒で当日スタッフに申し込んで以来、1回の司会を経て、実に6回目の運営側での参加。

つまり、一度も一般参加せずに終わってしまったと…

2011年が最後のRubyKaigiになるということは2010年の早い段階で決まっていて(確か)、その時点では「最後だから一般参加しよう」と思っていたのだけれど、RubyKaigi2010終わりのデニーズの帰りに島田さんから「来年もよろしくお願いします」と言われて、うっかり2011年も実行委員になってしまったのだった。
とはいいつつ、実際には2011年の会場を探すために2010年の5月(つまりRubyKaigi2010開催前)から私は動いていて、その時点で私のRubyKaigi2011は始まっていたので、会場を押さえた手前、最後まで面倒みたい、というのも2011年の実行委員になった理由の一つではあった。

会場側とのあれやこれやというのは色々ありはしたんだけど、今年一番のターニングポイントになったのは3/11の大地震と原発の事故。ちょいちょい大きな余震がある度に「RubyKaigiは開催できんのかしら」「開催中に地震来たらどう対応するのか真剣に考えなきゃ」とか「夏の練馬は角谷家が墨田区に引っ越すレベルって聞いたけど、冷房大丈夫?」「電気事業法第27条発令とか何なの?バカなの?」とか色々考えながらの数カ月結構たいへんだった。結果的に地震もなく(前日の設営時に大きめの余震があって気が引き締まった!)、冷房も概ね「ちょうどいい」との評価をいただけて、そこらへんを担当していた者としては非常に嬉しく思っています!

ところで、RubyKaigiの実行委員になると、その一年間はプライベートな時間をかなり削られる。私も家族(と呼ぶような恋人が居てな)との時間をずいぶんとRubyKaigiに費やしてきてしまって、その都度、喧嘩したり謝ったりしながら6年間過ごしてきたわけで。以前角谷さんが「RubyKaigiの為に家族を犠牲にしちゃダメ。家族をいちばんに考えて」的なことをどこかで書いたか言ったかしていたことがあった。ちょっと出典を思い出せないんだけど。で、それが私の指針にもなっているんだけど、私がRubyKaigiを楽しめるのはそれを楽しむことを許してくれる恋人がいるからで、彼女にはとても感謝しています。このブログは読んでないだろうけどもこの場を借りてありがとうを言っておきたい。
そして、もしもこの先RubyKaigi的な(地域RubyKaigiもね)何かの運営に携わる人がこれを読んでいるとしたら、どうか家族や恋人を大切にして下さい。大切な人との時間を犠牲にしてまでRubyKaigiに傾倒するのはいくない。

まあそんなこんなで、RubyKaigiは一旦終わってしまったわけなんだけど、2013年にあるであろう答え合わせまで、私はもっとRubyと向き合ってみようと思っている。そこに色々な気づきや出会いがあると信じて。

最後に、RubyKaigi、どうもありがとう。

2011年6月18日土曜日

Ruby会議2011まであと1ヶ月

今年は7月16~18に開催なのでちょうど後一ヶ月。私にとっては会場を探すところからスタートしてるので去年の5月から動いているのかな。だもんで感慨もひとしおなのです実は。

今年も実行委員(と個人スポンサー)をさせてもらってるのでカッコイイバッジを貼ったよ。

この前の木曜日に当日スタッフのキックオフがあって、今年の当日スタッフの皆さんと顔合わせをして、ああ、今年も大丈夫そうだねと思ったり、無茶ぶりした島田さんの基調講演は島田さんがとても島田さんらしい言葉で話してくれて、頼んでよかったなって思ったり。

今年も楽しいRuby会議にできたらいいな

2011年2月20日日曜日

映画「ソウル・キッチン」を観てきた

ソウル・キッチンという映画を観てきた。

この映画は、FUDGEという雑誌の後ろの方にオススメ映画みたいなページがあってそこで見つけた映画で、結構前から気になっていた。今年に入ってから数本映画を見ているんだけど、少し前に「愛する人」という映画を見て、それがとても良かったので「やっぱり映画を沢山観たいなあ」と思って恋人に勧めたら、じゃあ予告を少し見てみたいというので、公式ページで予告をみたら、始まった5秒くらいで「観る」といったので観に行くことに。実を言うと私が観に行きたいっつって観に行く映画は外れることが多くて、私は自分の選球眼をあまり信じられていない。
私の恋人は普段予告やあらすじをあまり知らないまま映画を観に行きたいという人で、私は逆に予告編をみたりあらすじを知ってから観に行きたい人なので予告編5秒のあとは一人で予告を見ていたのだけど、最後の方にアン・リー監督のコメントが載っていて、恋人が「アン・リー監督がそんなふうに言うんなら尚更良さそう。下の二行はリップ(サービス)かもだけど、上の方は本当にそのとおりだと思う」と言っていて、観る前からかなり楽しみにしていた。

そして、観た感想はまさにそのとおり。
すごく、すごく楽しくて幸せな気分になれる映画だった。いっぱい笑った。
ドイツ映画は当たるなあ。これは合作だけども。

最近、映画を好きな人からオススメな映画を聞かれたりして、前述の「愛する人」はすごくいいのだけど、色々と象徴的な映画だし、女の人の映画という感じなので男の人が観てどう思うかはちょっと分かんなくてうーん、と思っていただけに、この映画はその点ではもってこいな映画だった。
これはオススメ。すごく良いので「なんかいい映画ない?」とか「最近あんま笑ってないかも」と思っている人は観てみるといいと思う。

あと、映画は観に行くと予告やチラシで次にいく映画が決まったりするので、やっぱり映画館に足を運ぶのが大切だなあ、と。とりあえず今日気になったのは、「ブンミおじさんの森」と「しあわせの雨傘」。
しあわせの雨傘のカトリーヌ・ドヌーヴのイモジャージ姿くっそ萌える。